産業精神保健「IMH」研究所

第18回 産業精神保健定期研究会 報告

 第18回産業精神保健定期研究会がトヨタ自動車衣浦工場で無事開催されました。研究会参加者様、
トヨタ自動車衣浦工場様に心よりお礼申し上げます。
 研究会では、活発な議論が展開され、笠原嘉先生には、躁うつ病、産業精神保健分野に関する
貴重なご意見をお聞きすることができました。また、研究会開催にあたり、トヨタ自動車衣浦工場工務部工場管理室室長の西山健一様をはじめ、トヨタ自動車衣浦工場の皆様方にも、多大なご協力・ご尽力を賜り、
誠にありがとうございました。
 今後も、皆様とともに、心の病気に罹られた方々が、一人でも多く、お元気で働くことができるように研鑽を積み重ねていきたいと思いますので、変わらぬご支援・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

1.日 時   平成23年2月11日(金・祝日) 11:00〜16:30
2.会 場    トヨタ自動車株式会社 衣浦工場 厚生施設 「オアシス30」
3.参加者 83名(うち、産業精神保健(IMH)研究所、矢作川病院スタッフ24名)
4.研究会内容
<工場見学:午前(11:00〜12:30)>
<昼食    :12:30〜13:30)> 社員食堂での昼食
<研究会  :午後(13:30〜16:30)>
 シンポジウム:双極性感情障害「躁うつ病」の疑われる社員と
          どう向き合うか
コメンテーター:

シンポジスト:

座長:
笠原 嘉 先生(桜クリニック名誉院長、名古屋大学名誉教授、
          当研究所スーパーバイザー)
西山 健一 様(トヨタ自動車活゚浦工場 工務部工場管理室 室長)
小瀬木 尚美 (当研究所 所長 臨床心理士)
吉野 要    (当研究所 常任顧問)
  
シンポジウムの様子
シンポジウムの内容
 従来のメンタルヘルス教育は、“聴くこと”の大切さが重要視されてます。しかし、躁うつ病への対応は、
@“話を聴きすぎない”こと、A就労をはじめとした人生にかかわる大きな決断をしないこと、が大切です。
 一事例に対して、企業と医療がどのようにして連携をとり「一枚岩」の対応を行ったのかということを、時系列に沿って、企業側を代表して西山様、医療側を代表して当研究所所長、小瀬木より、発表致しました。 
 講演:最近の双極性感情障害「躁うつ病」の治療
        ―― 企業に向けて願うこと ――
講師:
座長:
笠原 嘉 先生
吉野 要
笠原 嘉 先生の講演の様子
講演の内容 (産業精神保健(IMH)研究所 事務局によるまとめ)
@ 躁うつ病は、原則“元に戻る”精神障害である
A 躁状態になると、攻撃的になり、トラブルメーカーになる危険少々あり
B しかし、元来、無法者ではなく、どちらかというと付き合いやすい、善い人
C 会社に戻っても、仕事ができるようになる可能性が高い
D 躁うつ病は、「内因性」の精神障害であり、明確な原因はない
E 躁うつ病は、うつ病より、心理的エネルギーの水準が低く、自殺の危険がある
F 躁うつ病は、継続的に治療を受ければ、3年もあれば、概ね良くなる
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